スペイン・マドリード遠征
本校サッカー部は夏休みを利用してスペインマドリード研修を3年に1度計画しています。第1回は2017年の夏休みに行われました。これは本校と姉妹校提携を結んだスペインマドリードにあるGSD(Gredos San Diego)という学校が行っている、サッカープログラムへの参加事業です。
GSDには8つの学校があり、それぞれの学校がジュニアからユースまでのサッカークラブを持っています。そしてどのクラブも同じ方針のもとに、選手の育成を行っています。私たちはGSD schoolを訪問し、アトレティコマドリードはじめとするトップレベルの育成指導者の英語による指導を受けました。本校サッカー部の選手たちは、彼らの英語による指導内容を一言も聞き漏らすまいとして、そしてスペインサッカーを日本へ持ち帰ろうと全力で取り組みました。練習の合間には世界遺産のトレドやセゴビア、マドリード市内の観光があり、また終盤にはレアルマドリードの練習場でレアルマドリードの指導者からの指導も受けることが出来ました。サッカー選手としては夢のような10日間でした。また、顧問田中は2018年度の1年間、学校の研修員としてGSD schoolで教師として勤務する傍ら、GSDが運営するクラブチームであるClub Deportivoでサッカーの指導を行い、Getafe CF(当時柴崎岳選手・2020-21シーズン久保建英選手所属)の育成組織でサッカーを学びました。帰国後はスペインのスタイルを取り入れた指導を実践しています。
このスペイン遠征は、国際的な活動に力を入れる立命館高校ならではの取り組みと言えます。単なるサッカーの取り組みにとどまらず、英語力の向上、異文化理解、コミュニケーションスキルの向上などの成果も得られます。次回は2020年の夏に訪問予定です。
(※コロナの影響により2020夏は延期となりました)